2011年9月14日水曜日

【日本語】基礎知識:教育編3

つづき

31.ニーズ分析とコースデザイン
・コースデザイン:学習者の日本語の目標ち学習条件
・カリキュラム:教育内容を順序立てて配列した教育の全体計画
・ニーズ分析:面接やアンケートなどで調査する
・レディネス調査:コース決定の際の学習者の条件の調査
・プレースメントテスト:現在の日本語能力を測定する試験
・シラバス:教育する項目を整理して一覧にしたもの
 →文型を基礎から体系的に並べる構造シラバスがオーソドックス
・場面シラバス:空港で、レストランでなどのコミュニケーション場面
・トピックシラバス:学習者のニーズに合った話題を選ぶ
・機能シラバス:「招待」、「依頼」など、コミュニケーション上の機能
・概念シラバス:「時間」、「継続」など、人間の認知に基づく概念
・JSLカリキュラム:Japanese as a Second Language
・JSP教育:Japanese for Specific Purpose
・IGP教育:Japanese for General Purpose

32.文法訳読法からオーディオ・リンガルへ
・文法訳読法:古典的な教授法、翻訳することを重視
・直説法:目標言語を使う。ベルリッツ、グアン、山口喜一郎、長沼直兄
・ASTP:Army Specialized Training Program。ドナルド・キーン、サイデンステッカー。
・オーディオ・リンガル法:フリーズ。構造主義、音声、行動主義。
 →ミムメモ文法(模倣と記憶)、機械的な文型練習。口頭練習。
・認知学習法:チョムスキー。文法の説明を先行。目標言語との比較。

33.新しい教授法
・TPR:Total Physical Response、全身反応教授法。アッシャー。聴解力。
・サイレントウェイ:ガテーニョ。教師の沈黙。長さと色の違うロッド。
・CLL:コミュニティー・ランゲージ・ラーニング。カラン。カウンセリングの理念。
・サジェストペディア:ロザノフ。心地よい部屋でバロック。
・コミュニカティブ・アプローチ:オーディオ・リンガルの対案。

34.教室活動
・代入練習:与えられたキューを使って文の一部を入れ替える
・変形練習:活用などの文法事項を変化させる
・応答練習:習った文型を使って質問に答える
・拡張練習:短い文に語句を付け加えていく
・レアリア:実物をそのまま教室に持ち込む
・オーセンティック・マテリアル:現実の広告チラシ、新聞、雑誌

35.四技能
・言語思考の読解:初級。それまでに学んだ文型や語句。構造が定着してるか?確認
・内容思考の読解:内容の把握を目的とする
・タスク・リーディング:課題を持って、その答えを探すために読む
・スキャニング:すばやく目を通し必要部分をピックアップ
・スキミング:大意をつかむ
・パラグラフ・ライティング
・ピア・レスポンス:学習者同士がお互いの作文を読みあう

36.誤用と訂正
・比較言語学:共通の祖語から分かれて発展した諸言語の関係を研究
・対照言語学:系統は考慮せずに複数の言語の異同を比較検討
・誤用分析:学習者の誤りの研究
・中間言語:誤用は排除すべきものではなく、言語習得の過程で必要なもの

37.言語教育と情報
・CAI:Computer Assisted Instruction、コンピューターを使った学習
・CALL:Computer Assisted Language Learning
・CMI:Computer Managed Instruction

38.学習活動と学習者タイプ
・インターアクション:言語の学習者が他者と行うやりとり
・ティーチャートーク:教師の声がはきはき
・ピア・ラーニング:仲間同士が支援しあって学習をすすめる
・認知スタイル:個人が新しい情報に接したときに、その情報をどう処理するか

39.評価法1-テストの分類
・アセスメント:評価
・アチーブメントテスト:到達度を測るテスト、出題範囲が限定
・プロフィシエンシー、熟達度、能力テスト:受験者がテストのために準備することが可能
 →日本語能力試験、ACTFL-OPI
・プレースメントテスト:入学者をレベルに応じたクラスわけするテスト
・適正テスト:コース開始前に習得のスピードや理解度の個人差を予測
・ポートフォリオ法:学習者の学習過程や成績がまとめられ、自己評価
・診断的評価:学期やコースが始まる際
・形成的評価:到達度を見る
・総括的評価:教育機関が終わるとき
・客観的テスト:穴埋めや多肢選択式。信頼性高い。
・主観テスト:面接や論述
・集団基準拠テスト:NRT norm referenced test、熟達度
・目標気準拠テスト:CRT criterion referenced test、達成度

40.評価法2-テストの評価
・妥当性:図ろうとしているものを正しく測っているかどうか
・信頼性:同一の受験者が同一の条件でうければ同じ結果となる
・範囲レンジ:最高点と最低点の距離
・項目困難度:正答率
・S-P表:受験者と問題を一覧にする

41.教師の自己成長
・信念(ビリーフ):言語学習についての信条
・アクション・リサーチ:教師が自己成長のために行動を計画して行う研究

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