2011年9月12日月曜日

【日本語】基礎知識:言語編1

膨大なテスト範囲なので、まずは出てくる用語をまとめてみる。

1.子音を発音する仕組み
・調音点:音を調節する場所
・調音法:調節の方法

2.母音を発音する仕組み
・母音は調音点のような妨害がない
・「オ」だけが円唇母音
・プロミネンス:文中でどこを際立たせるか

3.日本語を発音する単位
・拍、モーラ:日本語を発音するときの音の単位
 →ケンタッキー(6拍)
・順行同化:前に来る音によって、後ろの異音が決まる
・逆行同化:後ろに来る子音の種類によって、音が決まる
・自由異音:「坂」をサカと発音する

4.音声の誤用
・言語転移:母語やすでに習得した言語の影響を受ける
 →正の移転、負の移転(母語の干渉)
・「どうぞ」を「ドージョ」…調音点の間違い
・「机」を「スクエ」…調音法の間違い
・「韓国」を「カンゴク」…声帯振動の有無の間違い
・「絵葉書」を「イハガキ」…舌の前後位置の違い

5.日本語の語彙の分類
・和語:日本固有。具体的なもの。語頭に濁音やラ行がこない。
・漢語:明治以降。

6.語の構成
・複合要素の関係:統語構造、並列構造
・統語:雨降り、たき火、走り書き、川魚、ビニール袋
・並列:草木、裏表

7.語の意味関係
・多義語かどうか?:反義語、類義語、上位語などの関連語を探す

8.文字と表記1-漢字と仮名
・当用漢字:1946年に内閣告示された。1850文字。
・常用漢字:1981年に内閣告示された。1945文字。文部科学省。
・改定常用漢字:2010年?2136文字。
・人名漢字:1951年→2004年、2928文字。法務省。

9.文字と表記2-外来語とローマ字
・外来語の表記:1991年に内閣告示。
・ヘボン式:和英語林集成。英語式のローマ字つづり。
・日本式→訓令式(1937年):物理学者の田中館愛橘が主張。

10.日本語の歴史的変遷
・歴史的仮名遣い:藤原定家→行阿→契沖「和字正濫ショウ」
・橋本進吉:古来の日本語の母音は8つ!
・上田万年:「p音考」
・ハ行転呼:「いふ」が「いう」
・音便:イ音便、ウ音便(思うて←思ひて)、促音便(立って)、撥音便(死んで)
・連声:「因縁」、「三位」

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