2011年9月13日火曜日

【日本語】基礎知識:教育編1

つづき

22.記憶のメカニズム
・スキーマ:人の記憶の中に貯えられた概念の集まり。過去の知識の構造化。
 →「家」には部屋、台所、廊下などのサブスキーマ
・スクリプト:時間の流れに沿って話の筋があるような一連の知識構造。
 →レストランについて、席についてメニュー見て注文
・ボトムアップ処理:スキーマを低い層から上方へ
 →書かれた文字を見て、個々の単語の理解、分を読み解き、文章へ。
・トップダウン処理:文章に関する背景知識や自分の経験を使って予測。
・感覚記憶:外界からの刺激。耳や目に入った情報が、ごく短期間保存。
・短期記憶:容量はごく限られる。
 →リハーサル:口に出し、反復(維持リハ)と長期記憶との関連付け(精緻化リハ)
・長期記憶:無限、半永久的
・宣言的宣言:自転車のハンドルを右に動かせば進行方向が右に曲がる
・手続き的宣言:実際に自転車に乗って走ることができる
・意味記憶:動物園とは動物を収集飼育して、一般に公開している施設
・エピソード的記憶:息子が小学生だったとき動物園に連れて行った
・カテゴリー化:上位レベル(乗り物)、基本レベル(車)、下位レベル(トラック)

23.第二言語習慣の流れ
・母語干渉:第一言語についての知識が、第二言語に及ぼす影響
 →対照分析仮説:母語と目標言語が似ていれば学習は楽
・コーダー:誤用は排除すべきものではなく、重要な意義があるものだ
・エラー:その件について一貫して間違える
・ミステイク:通常は間違えないがうっかり間違える
・中間言語:母語の違う学習者が同じ誤用をおかす。もう一つの言語体系の存在を主張。
 →体系化された誤用
・化石化:誤用が定着して直らず、繰り返される。
・言語移転:学習者の母語またはすでに習った言語の知識が、第二言語に影響する。
・過剰般化:習い覚えた一つの規則を、違う規則の場合まで当てはめる

24.さまざまなバイリンガル教育
・バイリンガル教育:二言語の能力を持つ人
・多文化主義:カナダやオーストラリア

25.バイリンガリズムの考え方
・カミンズの理論:均衡理論
 分離基底言語能力モデル(SUP)他方が小さくなる
 共有基底言語能力モデル(CUP)第一言語と第二言語が相互に影響
・BICS(生活言語能力):休み時間友達と話す
・CALP(学習言語能力):文脈は判断に利用できず、認知的な要素が多い

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