2011年9月14日水曜日

【日本語】基礎知識:社会編

つづき

42.昭和初期までの日本語教育
・ジョアン・ロドリゲス(ポ人):日本語大文典、文法そのほか
 →イソホ物語、日葡辞書:当時の日本語をローマ字で書き残した
・ヘボン:和英語林集成(1867年)
・伊沢修二:台湾での日本語開設責任者。
・芝山巌事件:抗日ゲリラにより、総督府学務部員6人殺される
・グアン式教授法:台湾。山口喜一郎。
・満州国:大出正篤の口頭練習法
・日本語教育振興会:南方派遣日本語教員養成講座
・国際学友会:留学生の受け入れ

43.戦後復興から現代まで
・国際交流基金:1972年設立。日本語教育や日本研究の援助。
・留学生受け入れ10万人計画:1983年。中曽根内閣。
・ビザの厳格化:1988年。
・日本語教育振興協会:就学ビザで来日する学習者を受け入れる日本語学校を審査
・EAP(経済連携協定):フィリピンと

44.態勢はどのように整備されてきたか
・日本語能力試験:日本国際教育会。1984年。
・海外技術者研修協会(ATOS):開発途上国からの技術研修生に日本語教える
・国際研修協力機構(JITCO):外国人研修、技能実習制度
・国際協力機構(JICA):技術協力の面で活動

45.日本語力をどのように測るか
・日本語能力試験:1984年。日本国際教育支援協会、国際交流基金。年1回。
・日本留学試験:日本学生支援機構が年2回。2002年より。
・ACTFL-OPI:口頭の言語運用能力を客観的に評価。全米外国語教育協会(ACTFL)
 →資格を持ったテスターがインタビューする。
・BJTビジネス日本語能力テスト:日本漢字能力検定協会
 →JLRT読解テスト 2010年限りでおわり

46.学習者の多様化
・国際学友会:1953年、インドネシアの技術関係留学生を受け入れる
・国費外国人留学生招致制度:1954年
・国際研修協力機構(JITCO):企業への外国人研修生の研修

47.子どもたちの教育
・生活言語能力(BICS):早々に獲得できる
・学習言語能力(CALP):認知活動のための学習言語能力
・イマージョン教育:算数、数学などを外国語で教える
・サブマージョン環境:泳げない子供をプールに入れる…
 →減算的バイリンガル:母語の能力が失われる

48.日本語を学んでいるのは誰か
・就学生:大学や専門学校への進学を目指す

49:少子高齢化と外国人労働者
・定住者ビザ:1990年の入管法改正。
・構造改革特区:地域を限定して規制緩和。小泉。

50.共生社会に向けて

【日本語】基礎知識:教育編3

つづき

31.ニーズ分析とコースデザイン
・コースデザイン:学習者の日本語の目標ち学習条件
・カリキュラム:教育内容を順序立てて配列した教育の全体計画
・ニーズ分析:面接やアンケートなどで調査する
・レディネス調査:コース決定の際の学習者の条件の調査
・プレースメントテスト:現在の日本語能力を測定する試験
・シラバス:教育する項目を整理して一覧にしたもの
 →文型を基礎から体系的に並べる構造シラバスがオーソドックス
・場面シラバス:空港で、レストランでなどのコミュニケーション場面
・トピックシラバス:学習者のニーズに合った話題を選ぶ
・機能シラバス:「招待」、「依頼」など、コミュニケーション上の機能
・概念シラバス:「時間」、「継続」など、人間の認知に基づく概念
・JSLカリキュラム:Japanese as a Second Language
・JSP教育:Japanese for Specific Purpose
・IGP教育:Japanese for General Purpose

32.文法訳読法からオーディオ・リンガルへ
・文法訳読法:古典的な教授法、翻訳することを重視
・直説法:目標言語を使う。ベルリッツ、グアン、山口喜一郎、長沼直兄
・ASTP:Army Specialized Training Program。ドナルド・キーン、サイデンステッカー。
・オーディオ・リンガル法:フリーズ。構造主義、音声、行動主義。
 →ミムメモ文法(模倣と記憶)、機械的な文型練習。口頭練習。
・認知学習法:チョムスキー。文法の説明を先行。目標言語との比較。

33.新しい教授法
・TPR:Total Physical Response、全身反応教授法。アッシャー。聴解力。
・サイレントウェイ:ガテーニョ。教師の沈黙。長さと色の違うロッド。
・CLL:コミュニティー・ランゲージ・ラーニング。カラン。カウンセリングの理念。
・サジェストペディア:ロザノフ。心地よい部屋でバロック。
・コミュニカティブ・アプローチ:オーディオ・リンガルの対案。

34.教室活動
・代入練習:与えられたキューを使って文の一部を入れ替える
・変形練習:活用などの文法事項を変化させる
・応答練習:習った文型を使って質問に答える
・拡張練習:短い文に語句を付け加えていく
・レアリア:実物をそのまま教室に持ち込む
・オーセンティック・マテリアル:現実の広告チラシ、新聞、雑誌

35.四技能
・言語思考の読解:初級。それまでに学んだ文型や語句。構造が定着してるか?確認
・内容思考の読解:内容の把握を目的とする
・タスク・リーディング:課題を持って、その答えを探すために読む
・スキャニング:すばやく目を通し必要部分をピックアップ
・スキミング:大意をつかむ
・パラグラフ・ライティング
・ピア・レスポンス:学習者同士がお互いの作文を読みあう

36.誤用と訂正
・比較言語学:共通の祖語から分かれて発展した諸言語の関係を研究
・対照言語学:系統は考慮せずに複数の言語の異同を比較検討
・誤用分析:学習者の誤りの研究
・中間言語:誤用は排除すべきものではなく、言語習得の過程で必要なもの

37.言語教育と情報
・CAI:Computer Assisted Instruction、コンピューターを使った学習
・CALL:Computer Assisted Language Learning
・CMI:Computer Managed Instruction

38.学習活動と学習者タイプ
・インターアクション:言語の学習者が他者と行うやりとり
・ティーチャートーク:教師の声がはきはき
・ピア・ラーニング:仲間同士が支援しあって学習をすすめる
・認知スタイル:個人が新しい情報に接したときに、その情報をどう処理するか

39.評価法1-テストの分類
・アセスメント:評価
・アチーブメントテスト:到達度を測るテスト、出題範囲が限定
・プロフィシエンシー、熟達度、能力テスト:受験者がテストのために準備することが可能
 →日本語能力試験、ACTFL-OPI
・プレースメントテスト:入学者をレベルに応じたクラスわけするテスト
・適正テスト:コース開始前に習得のスピードや理解度の個人差を予測
・ポートフォリオ法:学習者の学習過程や成績がまとめられ、自己評価
・診断的評価:学期やコースが始まる際
・形成的評価:到達度を見る
・総括的評価:教育機関が終わるとき
・客観的テスト:穴埋めや多肢選択式。信頼性高い。
・主観テスト:面接や論述
・集団基準拠テスト:NRT norm referenced test、熟達度
・目標気準拠テスト:CRT criterion referenced test、達成度

40.評価法2-テストの評価
・妥当性:図ろうとしているものを正しく測っているかどうか
・信頼性:同一の受験者が同一の条件でうければ同じ結果となる
・範囲レンジ:最高点と最低点の距離
・項目困難度:正答率
・S-P表:受験者と問題を一覧にする

41.教師の自己成長
・信念(ビリーフ):言語学習についての信条
・アクション・リサーチ:教師が自己成長のために行動を計画して行う研究

【日本語】基礎知識:教育編2

つづき

26.学習ストラテジー
・直接ストラテジー:言語学習に直接かかわる
 記憶ストラテジー:新出の単語をゴロあわせで覚える
 認知ストラテジー:文を構文にしたがって分析し、意味を理解する
 補償ストラテジー:知らない単語が出てきたときに前後関係から意味を推測
・間接ストラテジー:間接的にかかわって学習を支える
 メタ認知ストラテジー:自分の認知作用を制御
 情意ストラテジー:気分が高揚していると学習が進む
 社会的ストラテジー:同じ言語を学ぶ学習者と励ましあう
・コミュニケーションストラテジー:コミュニケーション場面で支障解消
 言い換え:他の表現を利用する、近い言葉で代用
 言語使用:学習者の母語を使う
 援助要請:聞き手の協力で問題を解決する方法
 回避行動:わからない場合に無視したり避ける

27.日本語教師と著作権
・著作者人格権:公表権、氏名表示権など
・著作権:著者の死後50年間まで保護。

28.異文化理解と異文化適応
・ステレオタイプ:イタリア人は陽気だ。集団に対して抱く固定観念。
・自文化相対主義:自分の属する文化の価値基準を基にする。
・カルチャーショック:Uカーブ
 Wカーブ:出国でカルチャーショック、帰国でリエントリーショック
・自己開示:心を開く
 ジョハリの窓:公的自己(パブリックセルフ)、私的自己(プライベートセルフ)

29.異文化間教育
・高コンテキスト文化:前後の文脈に依存して、言葉にはっきり出さずに意図を伝える
・低コンテキスト文化:言語メッセージそのものを重視する
・エポケー:判断保留。いったん判断を差し控えて様子を見る
・DIE法:事実の描写、解釈、評価を順番に行う

30.学習の心理と動機付け
・三つの学習観:心理学における三つの代表的な考え方
・行動主義:科学的客観的な立場をめざす
 →オーディオ・リンガル法:外部からの刺激に対する反応の繰り返しで言語が形成
   ミムメム練習、代入・変形、応答、拡張練習
・認知主義:人間には生まれつき学習するための仕組みが備わっている
・状況論理的学習論:学習は状況の中で社会的に行われる
 →ヴィゴツキー:発達の最近接領域
・動機付け:何のために勉強しているのか
・外発的動機付け:ほめられたい、報酬がほしい
・内発的動機付け:内容そのものが面白いから勉強する
・統合的動機付け:目標言語の文化と一体化したい
・道具的動機付け:実利的な目標
・認知スタイル:人が新しい情報に接したとき、その情報をどう処理するか

2011年9月13日火曜日

【日本語】基礎知識:教育編1

つづき

22.記憶のメカニズム
・スキーマ:人の記憶の中に貯えられた概念の集まり。過去の知識の構造化。
 →「家」には部屋、台所、廊下などのサブスキーマ
・スクリプト:時間の流れに沿って話の筋があるような一連の知識構造。
 →レストランについて、席についてメニュー見て注文
・ボトムアップ処理:スキーマを低い層から上方へ
 →書かれた文字を見て、個々の単語の理解、分を読み解き、文章へ。
・トップダウン処理:文章に関する背景知識や自分の経験を使って予測。
・感覚記憶:外界からの刺激。耳や目に入った情報が、ごく短期間保存。
・短期記憶:容量はごく限られる。
 →リハーサル:口に出し、反復(維持リハ)と長期記憶との関連付け(精緻化リハ)
・長期記憶:無限、半永久的
・宣言的宣言:自転車のハンドルを右に動かせば進行方向が右に曲がる
・手続き的宣言:実際に自転車に乗って走ることができる
・意味記憶:動物園とは動物を収集飼育して、一般に公開している施設
・エピソード的記憶:息子が小学生だったとき動物園に連れて行った
・カテゴリー化:上位レベル(乗り物)、基本レベル(車)、下位レベル(トラック)

23.第二言語習慣の流れ
・母語干渉:第一言語についての知識が、第二言語に及ぼす影響
 →対照分析仮説:母語と目標言語が似ていれば学習は楽
・コーダー:誤用は排除すべきものではなく、重要な意義があるものだ
・エラー:その件について一貫して間違える
・ミステイク:通常は間違えないがうっかり間違える
・中間言語:母語の違う学習者が同じ誤用をおかす。もう一つの言語体系の存在を主張。
 →体系化された誤用
・化石化:誤用が定着して直らず、繰り返される。
・言語移転:学習者の母語またはすでに習った言語の知識が、第二言語に影響する。
・過剰般化:習い覚えた一つの規則を、違う規則の場合まで当てはめる

24.さまざまなバイリンガル教育
・バイリンガル教育:二言語の能力を持つ人
・多文化主義:カナダやオーストラリア

25.バイリンガリズムの考え方
・カミンズの理論:均衡理論
 分離基底言語能力モデル(SUP)他方が小さくなる
 共有基底言語能力モデル(CUP)第一言語と第二言語が相互に影響
・BICS(生活言語能力):休み時間友達と話す
・CALP(学習言語能力):文脈は判断に利用できず、認知的な要素が多い

【日本語】基礎知識:言語編3

つづき

17.地域方言とは何か
・標準語:上田万年が1858年の論文で発表。
 →1925年のラジオ放送以降、広まる。
 →「方言札」で地方の言葉使わない運動。
・共通語:国語教育の目標。
・東条操:方言を区別。
・柳田国男:「か牛考」で方言周圏論。

18.社会方言とその使い分け
・社会言語学:1947年、国立国語研究所設立。方言学や言語生活研究。
・位相語:社会集団の違いによって言葉が違う。
・役割語:「ごめん遊ばせ、よろしくってよ」実際に使う人は少ない。
・言語使用域(レジスター):状況や場面から見た言葉の使用域
 →コードスイッチング

19.敬語と敬意表現
・丁寧語
  ます、です、でございます
  お土産
・尊敬語
  読まれる、行かれる
  お喜びになる
  おっしゃる、なさる、いらっしゃる
  お車
・謙譲語
  申し上げます、いたします、お伝えします
  いただきます、うかがいます

20.日本人の言語行動の特徴
・相槌と配慮
・談話(ディスコース)研究:話し手と聞き手の相互作用に注目し、会話全体の構造を研究

21.比喩と語用論
・隠喩(メタファー):人生はドラマだ
・直喩:もみじのようにかわいい手
・換喩(メトニミー):散髪屋に行って、頭を丸く刈った
 →隣接性を用いる
・提喩(シネクドキー):お茶でも飲んでいこう、おめでた
 →上位が下位、下位が上位を表す
・慣用句:二つ以上の言葉が結びつく。
 →のどから手が出る、道草をくう、足を洗う
・間接発話行為:顔は洗ったの?→顔を早く洗え!

2011年9月12日月曜日

【日本語】基礎知識:言語編2

つづき

11.言語の種類と系統
・古典的類型論:系統は問わず、名詞や動詞の形態変化、文法的機能を見る
・イヌ、「dog」イヌで単数、「Hund」イヌで単数で男性系で格。
・孤立語:中国語。名詞や動詞の品詞区別なし。チベット、ビルマ、ベトナム。
・膠着語:日本語。テニオハ。韓国語、モンゴル、トルコ、ハンガリー。
・屈折語:語が活用して名詞の格、動詞の時制。フランス、ロシア、ドイツ。
・SVOとSOV:日本語はSOV。
・系統論:複数の言語の祖先が一緒。

12.中国語と朝鮮語
・中国語:SVO。
・朝鮮語:SOV。

13.言語学の概要
・言語学の分野:調音点、調音法など音声学。音韻論。形態論。統語論。意味論など。
・ソシュールの考え:言語記号の恣意性
 →シニフィエ(所記)イヌという動物
 →シニフィアン(脳記):イヌという音=言葉
・言語の線状性:音素は必ず一列に並ぶという性質
・パロール:個人が特定の場面で話す言語の側面
・ラング:具体的な状況を排除した抽象的な言語の側面(言語学の対象)
・構造主義言語学:アメリカ。母語話者から得たデータだけを資料とする。
 →アーミーメソッド、オーディオ・リンガル法
・生成文法(チョムスキー):人間は生まれたとき、言語能力を持つ

15.文法2-動詞の活用
・五段活用、上一段と下一段活用、カ行サ行変格活用
・五段:書く kak-anai, kak-imasu, kak-u, kak-eba, kak-ou
・上一段:見る mi-nai, mi-masu, mi-ru, mi-reba, mi-ro
・下一段:見せる mise-nai, mise-masu, mise-ru, mise-reba, mise-ro
・テ形:五段活用のとき音便活用がある
 →うつるって…言う:言って、打つ:打って、切る:切って
 →ぬぶむんで…死ぬ:死んで、転ぶ:転んで、編む:編んで
 →すして…話す:話して
 →くいて…書く:書いて
 →ぐいて…仰ぐ:仰いで
・接受動詞:あげる、もらう、くれる
・受身と使役

16.文法3-規則
・テンス:時制
・アスペクト:出来事が進行中か、継続中か、終了か
 →話している、座っている
・モダリティ(ムード):推測、評価、終助詞
・「は」と「が」:「は」は主題、「か」は格助詞・主格
 →初めて出てきた新情報に「が」、すでにでてきたものに「は」。
・連体修飾節
 →内の関係:テレビを見ている若者(若者がテレビを見ている)
 →外の関係:山本さんが留学する話
・「こ、そ、あ」指示語
 →現場指示:指示対象が発話の場所にある
 →文脈指示:文中にある

【日本語】基礎知識:言語編1

膨大なテスト範囲なので、まずは出てくる用語をまとめてみる。

1.子音を発音する仕組み
・調音点:音を調節する場所
・調音法:調節の方法

2.母音を発音する仕組み
・母音は調音点のような妨害がない
・「オ」だけが円唇母音
・プロミネンス:文中でどこを際立たせるか

3.日本語を発音する単位
・拍、モーラ:日本語を発音するときの音の単位
 →ケンタッキー(6拍)
・順行同化:前に来る音によって、後ろの異音が決まる
・逆行同化:後ろに来る子音の種類によって、音が決まる
・自由異音:「坂」をサカと発音する

4.音声の誤用
・言語転移:母語やすでに習得した言語の影響を受ける
 →正の移転、負の移転(母語の干渉)
・「どうぞ」を「ドージョ」…調音点の間違い
・「机」を「スクエ」…調音法の間違い
・「韓国」を「カンゴク」…声帯振動の有無の間違い
・「絵葉書」を「イハガキ」…舌の前後位置の違い

5.日本語の語彙の分類
・和語:日本固有。具体的なもの。語頭に濁音やラ行がこない。
・漢語:明治以降。

6.語の構成
・複合要素の関係:統語構造、並列構造
・統語:雨降り、たき火、走り書き、川魚、ビニール袋
・並列:草木、裏表

7.語の意味関係
・多義語かどうか?:反義語、類義語、上位語などの関連語を探す

8.文字と表記1-漢字と仮名
・当用漢字:1946年に内閣告示された。1850文字。
・常用漢字:1981年に内閣告示された。1945文字。文部科学省。
・改定常用漢字:2010年?2136文字。
・人名漢字:1951年→2004年、2928文字。法務省。

9.文字と表記2-外来語とローマ字
・外来語の表記:1991年に内閣告示。
・ヘボン式:和英語林集成。英語式のローマ字つづり。
・日本式→訓令式(1937年):物理学者の田中館愛橘が主張。

10.日本語の歴史的変遷
・歴史的仮名遣い:藤原定家→行阿→契沖「和字正濫ショウ」
・橋本進吉:古来の日本語の母音は8つ!
・上田万年:「p音考」
・ハ行転呼:「いふ」が「いう」
・音便:イ音便、ウ音便(思うて←思ひて)、促音便(立って)、撥音便(死んで)
・連声:「因縁」、「三位」

2011年9月7日水曜日

【日本語】日本語教育能力検定試験

出題範囲

目指せ!一発合格。広範囲の出題範囲をまとめてみる。

1.言語一般 
1)言語の構造一般
  ・言語の類型 ・世界の諸言語 ・一般言語学、日本語学、対象言語学
  ・理論言語学、応用言語学
2)日本語の構造
  ・日本語の構造 ・音声、音韻体系 ・形態、語彙体系
  ・文法体系 ・意味体系 ・語用論的規範 ・文字と表記
  ・日本語史
3)コミュニケーション能力
  ・受容、理解能力 ・言語運用能力 ・社会文化能力
  ・対人関係能力 ・異文化調整能力

2.言語と教育
1)言語教育法・実技(実習)
  ・実践的知識、能力 ・コースデザイン(教育課程編成)
  ・カリキュラム編成 ・教授法 ・評価法
  ・教育実技(実習) ・目的、対象別日本語教育法など
2)異文化教育・コミュニケーション能力
  ・異文化間教育、多文化教育 ・国際、比較教育
  ・国際理解教育 ・異文化受容訓練 ・言語間対照など
3)言語教育と情報
  ・データ処理 ・情報技術活用 ・学習支援、促進者の養成
  ・教材開発、選択 ・知的所有権問題など

3.言語と心理
1)言語理解の過程
  ・予測・推測能力 ・談話理解 ・記憶、視点
  ・心理言語学、認知言語学
2)言語習得・発達
  ・習得過程(第一言語、第二言語) ・中間言語
  ・二言語併用主義 ・ストラテジー ・学習者タイプ
3)異文化理解と心理
  ・社会的技能、技術 ・異文化受容、適応
  ・日本語教育、学習の情意的側面 ・日本語教育と障害者教育

4.言語と社会
1)言語と社会の関係
  ・社会文化能力 ・言語接触、言語管理、言語政策
  ・各国の教育制度、教育事情 ・社会言語学、言語社会学
2)言語使用と社会
  ・言語変種 ・待遇、敬意表現 ・言語、非言語行動
  ・コミュニケーション学
3)異文化コミュニケーションと社会
  ・言語、文化相対主義 ・二言語併用主義
  ・多文化・多言語主義 ・アイデンティティ

5.社会・文化・地域
1)言語と社会の関係
  ・諸外国、地域と日本 ・日本の社会と文化
2)異文化接触
  ・異文化適応、調整 ・人口の移動(移民・難民政策)
  ・児童生徒の文化間移動
3)日本語教育の歴史と現状
  ・日本語教育史 ・日本語教育と国語教育 ・言語政策
  ・日本語の教育哲学 ・日本語教育事情など

☆日本語教員の資質・能力 リサーチクエスチョン
☆ヒアリング