2011年9月13日火曜日

【日本語】基礎知識:言語編3

つづき

17.地域方言とは何か
・標準語:上田万年が1858年の論文で発表。
 →1925年のラジオ放送以降、広まる。
 →「方言札」で地方の言葉使わない運動。
・共通語:国語教育の目標。
・東条操:方言を区別。
・柳田国男:「か牛考」で方言周圏論。

18.社会方言とその使い分け
・社会言語学:1947年、国立国語研究所設立。方言学や言語生活研究。
・位相語:社会集団の違いによって言葉が違う。
・役割語:「ごめん遊ばせ、よろしくってよ」実際に使う人は少ない。
・言語使用域(レジスター):状況や場面から見た言葉の使用域
 →コードスイッチング

19.敬語と敬意表現
・丁寧語
  ます、です、でございます
  お土産
・尊敬語
  読まれる、行かれる
  お喜びになる
  おっしゃる、なさる、いらっしゃる
  お車
・謙譲語
  申し上げます、いたします、お伝えします
  いただきます、うかがいます

20.日本人の言語行動の特徴
・相槌と配慮
・談話(ディスコース)研究:話し手と聞き手の相互作用に注目し、会話全体の構造を研究

21.比喩と語用論
・隠喩(メタファー):人生はドラマだ
・直喩:もみじのようにかわいい手
・換喩(メトニミー):散髪屋に行って、頭を丸く刈った
 →隣接性を用いる
・提喩(シネクドキー):お茶でも飲んでいこう、おめでた
 →上位が下位、下位が上位を表す
・慣用句:二つ以上の言葉が結びつく。
 →のどから手が出る、道草をくう、足を洗う
・間接発話行為:顔は洗ったの?→顔を早く洗え!

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